「子どもの集中力がなかなか高まらない」
「勉強に集中して取り組めないのはどうして?」
子どもが勉強など何かを取り組む際、すぐにやめてしまうとお悩みの保護者さんも少なくないでしょう。
子どもの集中力を維持するには、あらゆる要素が関係するといわれています。
この記事では、子どもの集中力が続かない原因を紹介し、集中力を高める方法を解説します。
子どもの集中力が続かない原因

子どもの集中力の続かない原因は、現代の生活習慣や環境に関係があるといわれています。
原因を4つ紹介します。
長時間ゲーム機・スマホを使う
ゲーム・テレビ・スマホ・タブレットなどを使う時間が長くなると、前頭前野が疲れて集中力が下がりやすいといわれています。
前頭前野は記憶・学習・感情コントロールに関わる部分で、疲れると集中力低下や注意力散漫になりやすいです。
また、昔の遊び、たとえばけん玉やコマ回しなど手先を使って能動的に行う、自然と集中する遊びとは違い、受動的な内容のため自然と集中する機会は少ないでしょう。
睡眠不足など生活習慣が乱れている
日頃の生活習慣が乱れていると、集中力が下がる原因になります。
小学生に推奨される睡眠時間は、9〜12時間といわれています。
しかし、夜ふかしをして睡眠不足になる子どもが増えており、慢性的な睡眠不足は集中力低下を招きやすいです。
ほかにも、朝食をとらずに登校すると、十分な栄養が脳や体に行き渡らず、集中力が下がったりイライラを招いたりします。
周りが気になってしまう
特に、周りのことによく気がつく、または周囲に対する興味が強い子どもは、さわがしい環境では集中力の下がる傾向があります。
勉強など集中して考える取り組みは、周りを気にせず行える静かで落ち着いた環境が必要です。
悩みごとがある
子ども自身が悩みごとを抱えており、目の前のことへ集中して取り組めなくなっている場合があります。
勉強や運動に集中しようとしても、気になることに気持ちが移ってしまい、集中が難しい状態です。
何かに取り組むときだけでなく、ふだんと様子が違うと感じたら、悩みごとを抱えている可能性があります。
小学生の集中力持続時間のめやす

集中力が続かないと感じている保護者さんは、子どもが一般的にどのくらい集中できるかをご存知でしょうか?
小学生の集中力に関するデータを参考に、集中力持続時間のめやすを紹介します。
小学校低学年は15分ほど
小学校低学年の集中力持続時間は、15分ほどといわれています。
10〜20分のあいだ集中して取り組めれば、問題はありません。
子どもごとに集中力のタイプが異なるため、それ以上の時間を続けられる子もいれば、一点集中で力を発揮する子もいます。
幼児は年齢プラス1分
幼児(未就学児)の集中力持続時間は、年齢プラス1分がめやすといわれています。
たとえば5歳の子の場合は、6分ほどです。
小学校へ入学するまでに15分程度まで、集中できる時間をのばすことをめざしましょう。
15・45・90の法則
人の集中力は15分で落ち込み、その後再び15分集中できるという周期を持ち、「15・45・90の法則」があるといわれています。
この数字は集中力のキープ時間を示しており、はじめの15分は最も高い集中力を維持し、45分間は中程度の集中力を保つことができます。
最後の90分は、集中力を維持する限界時間です。
子どもの集中力はトレーニングで高められる

子どもの集中力はトレーニングを続けると、高めることが期待できます。
勉強や運動など、集中させたい事柄を行う際に、次のポイントを行ってみましょう。
簡単な内容から取り組む
一番得意な漢字の書き取りからする、計算問題を5分やるなど、子どもが簡単だと感じる内容をはじめに行います。
運動であればウォーミングアップとして、準備体操を行いゲーム要素のあるトレーニングをすることもおすすめです。
決まった時間や手順で行う
〇時になったら始める、おやつを食べたら机に向かうなどのルーティーンが決まっていると始めやすいです。
習慣化すれば自然と取り組むことができますが、時間のかかる可能性があります。
保護者さんも根気強くサポートしましょう。
制限時間を設ける
3分間でどれだけたくさん計算できるかなど、時間制限を設けて取り組みます。
たとえば15分間タイマーをセットして、その間にトレーニングの目標回数をクリアするなどでもかまいません。
時間内にできる回数が増えるとモチベーションアップにつながるので、メモを残すこともおすすめです。
取り組みの間に休憩も忘れずに入れましょう。
子どもと一緒に目標を考える

ハードルの高すぎない目標を子どもと一緒に考えて、どのような取り組みをすればクリアできるか、具体的な内容を考えます。
ポイントは、具体的で測定でき、達成可能な目標で関連性があり、期限があることです。
はじめは、1分間なわとびを続ける、3分間計算ドリルをするなどこなしやすい内容にします。
繰り返すうちにレベルをあげていき、集中力持続時間も次第に長くなると期待できるでしょう。
目標達成したご褒美の設定も、モチベーションアップの後押しになります。
「ゲームを〇分できる」「ご褒美シールを貼る」など、楽しみになる内容や達成を見て実感できる内容がおすすめです。
好きなことへ没頭する時間を作る
子どもが自然と夢中になって好きなことへ取り組んでいると、フロー状態という深く集中した状態へ入ります。
今やっていることへ深く集中し、フロー状態はドーパミンが脳で放出されるので、没頭することは心地よいと学びます。
フロー状態を繰り返し経験すると深い集中をしやすくなり、集中力が高まるでしょう。
保護者ができる集中力アップの生活習慣改善方法

「子どもが少しでも集中力を高めるサポートをしたい」という保護者さんへ、生活習慣を整えるポイントを紹介します。
できそうなことから、ひとつずつ始めてみましょう。
子どもに適した睡眠時間を確保する
小学生は9〜12時間の睡眠が必要といわれており、朝起きる時間から逆算して、早めに休ませましょう。
子どもが眠りやすい、静かで落ち着いた環境を用意します。
家族が起きていると眠りにくい可能性が高く、家族みんなで寝る環境を作ることが理想的です。
ゲーム機やスマホを使う時間を決める
ゲーム機やスマホを使う時間は、保護者さんが明確に決め、最終的に子どもと相談して決定します。
たとえば、夜9時まで・1日30分まで・勉強中はスマホをリビングへ置くなどです。
運動習慣を身につけさせる
適度な運動をする習慣が身につくと、集中力アップを期待できます。
運動は全身の血流向上に役立ち、脳へ酸素や必要な栄養素が行き渡りやすくなるためです。
また、体力が向上し体幹も強くなると座り続ける力が増すため、勉強の際、長く机に向かえるでしょう。
運動はストレス発散にも役立つので、苦手な取り組みや日常生活でのストレスを適度に解消し、心の健康維持にもつながります。
栄養バランスのとれた食事を心がける
脳のエネルギー源になる炭水化物だけでなく、集中力の維持に役立つタンパク質や、ビタミン・ミネラル類もバランスよくとりましょう。
特に、朝食は脳を目覚めさせるために必要といわれており、登校前には必ず食べさせます。
1日3食、食の細い子どもや運動量の多い子どもは、捕食も必要に応じてとります。
子どもの話を集中して聞く時間を作る

「今日は学校で○○したんだよね?」など、興味を持った声掛けをし、子どもの話を集中して聞くことです。
悩みごとやストレスが原因で集中力が下がっている子どもの場合、保護者さんがゆっくりと話を聞いて共感すると、安心感が生まれます。
話したがらない場合は、いつでも聞くからという姿勢を伝えておきます。
「集中力がない」といわない
親から「集中力がない」といわれると、子どもは「自分は集中力がない」と認識します。
何かできないことがあると、自分は集中力がないからと理由付けしてしまい、成長のきっかけを失う恐れがあるでしょう。
何かに没頭して取り組んだあと、集中できていたことを認める声掛けをすると、子どもは自信がつきます。
くじけそうになったとしても、「自分は集中力がある」と思い粘り強く頑張れます。
子どもの集中力アップにおすすめの護身術「少林寺拳法」

子どもの集中力を高める習い事をお探しの保護者さんへ、武道のひとつ「少林寺拳法」をおすすめします。
今、女性に人気のある護身術のひとつなので、ママと一緒のスタートにもおすすめです。
礼儀を大切にした適度に厳しい空間
少林寺拳法だけでなく武道全体は、礼儀を重んじるため適度な厳しさがあり、引き締まった空気のなかで稽古ができます。
しかし、ずっと緊張感がただよっているわけではなく、厳しいなかにも仲間同士の和気あいあいとした雰囲気があり、初心者さんも見学・体験しやすいです。
心と体を鍛える武道

技の稽古で体を鍛え、稽古をするなかで心もあわせて鍛えます。
少林寺拳法の技は、小学生も取り組みやすいものがあり、形をすぐに覚える子もいます。
しかし、何も考えず動ける段階になるには、稽古を続けることが必要です。
少林寺拳法の考え方を学びながら技を何度も取り組み、「うまくいかない」と悔しく思い、先輩からの手助けを受けながら上達すると、心身の成長を期待できます。
また、鎮魂行という、座禅のような修行もあり、全員で修行の目的を唱えたり目を閉じて静かに呼吸をしたりすることも行います。
じっと座って心を落ち着け、集中を高めます。
子どもの集中力持続時間に合った稽古内容
道院により稽古内容の時間配分は異なりますが、名古屋市の名古屋伏屋道院の場合、子どもの集中力持続時間に合った内容が特徴です。
15分程度を目安に取り組む内容を変えて休憩を入れ、その後15分ほどの稽古を行います。
小学生の集中力を高めるには生活習慣を整えよう

小学生の子どもの集中力を高める、集中力持続時間をのばすには、日頃の生活習慣の見直しから始めましょう。
十分な睡眠と栄養バランスのよい食事を心がけ、悩みごとはないか気にしつつ、子どもの話に耳を傾けましょう。
適度な運動習慣を身につけるためにも、運動系の習い事はおすすめです。
体力や子どもの興味に合わせて、続けやすい習い事を選びましょう。
少林寺拳法は、体力向上だけでなく心も育てる武道です。
護身術としても大人から子どもまで人気があるので、お近くの道院で見学・体験してみてください。

