「ストレス解消にはどうして運動がいいの?」
「ストレス解消におすすめの簡単な運動やスポーツは?」
仕事が忙しい、人付き合いに疲れた、嫌なことがあったなど、ストレスをためてしまう状況はあらゆるところに存在します。
適度なストレスはパフォーマンスを上げる役に立つと言われていますが、過度なストレスは体調やメンタル面に支障をきたす恐れがあるでしょう。
この記事では、ストレスとうまく付き合うために、運動が解消に役立つメカニズムを解説し、おすすめの運動やスポーツも紹介します。
ストレス解消に運動がおすすめな理由

ストレス解消法のひとつである運動は、3つのメリットが期待されています。
詳しくメリットを知って、さっそく運動を始めましょう。
幸せホルモンが分泌される
運動すると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促すといわれています。
セロトニンは、喜び・快楽をもたらすといわれる神経伝達物質のドーパミンと、積極性や集中力を促すノルアドレナリンのバランスを整えて、心の安定を導くことを期待されているものです。
ストレスに関するホルモンの分泌を抑える
ストレスに関連したホルモンといわれるコルチゾールの分泌は、適度な運動により抑えることを期待できます。
コルチゾールは生命維持に欠かせないホルモンで、心身のストレスに対抗するために分泌し、濃度が高くなると低くするために分泌を抑えます。
過度なストレスが続き、コルチゾール濃度が高い状態のままでは、抑制が追いつかなくなり、心身にあらゆる不調をきたす恐れがあるでしょう。
自律神経が整いメンタルが安定する
悪いストレスにさらされ続けると、心身へ緊張を促す交感神経が優位になるため、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
適度な運動をすると、運動中は交感神経が優位になりますが、運動後は副交感神経が優位に変わるため、心身の休息に役立つのです。
運動によって、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになると、心がリラックスしやすくなり、ストレス解消効果を期待できます。
ストレス解消に役立つ運動の種類

ストレス解消のために行う運動は、以下の3つをバランスよく取り入れましょう。
3種類の運動の特徴を確認し、正しく取り組むとストレス解消を期待できます。
有酸素運動
運動不足気味の方は、有酸素運動から始めましょう。
ウォーキングやサイクリングなど、手軽に無理なくスタートできるものがおすすめです。
目安は1日20分程度、汗ばんできて気持ちよさを感じるくらいにし、まとめて行うよりも継続しましょう。
全身運動
体全体を気持ちよく動かして、ストレス解消を促すだけでなく、基礎体力の向上にもつながります。
全身をバランスよく使う運動はウォーキングやサイクリング、水泳、格闘技、ヨガ、ダンスなど幅広くあるので、自分に合う運動を選びましょう。
リズム運動
一定のテンポで動くとセロトニンの分泌を高めるといわれており、ストレス解消を期待できます。
ウォーキングやジョギング、ダンス、ボクササイズ、武道の基本稽古など、あらゆる種類や強度の運動があり、好みや体力に合わせて選びましょう。
スクールや道場へ入って運動したい場合は、見学や体験をしてからの入会が安心です。
室内でもできるストレス解消におすすめの簡単な運動

日頃から運動する習慣がない方は、急にハードな運動を行うとけがなどの恐れがあります。
まずは簡単な運動からスタートし、無理なく継続できるとわかったあとで強度を上げましょう。
ここでは、天気に関係なく取り組める、室内でもできるストレス解消の運動を紹介します。
筋トレ
筋トレはセロトニンの分泌促進に役立つといわれており、ストレス解消を期待できます。
腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの筋トレは無酸素運動の一種です。
無酸素運動はストレスホルモンのアドレナリンを消費するともいわれています。
筋トレは回数やセット数を自分で決め、達成したときに自己肯定感が高まりやすく、ストレス耐性の強化にも役立つでしょう。
ヨガ

深呼吸しながらゆっくりと体を動かすヨガは、心身の緊張を和らげます。
腹式呼吸を意識して行うと副交感神経が優位になるため、リラックスを期待できるでしょう。
広いスペースが不要、室内の好きな場所で取り組めるため、天候を気にせず続けられます。
また、寝る前にヨガを行うと適度に筋肉がほぐれるため血行促進につながり、睡眠の質を高めることも期待されています。
ウォーキング
道具などを特別に準備する必要がなく、今すぐ始めやすい運動がウォーキングです。
近所を散歩する程度から気軽に始められ、外の景色を眺めると気分転換にも役立ちます。
軽く息が弾む程度の速さで、一定のリズムで歩き続けるとセロトニンの分泌を促すといわれており、心が穏やかになるでしょう。
サイクリング
自転車のペダルをリズミカルに漕ぐサイクリングは、セロトニンの分泌を期待できます。
近所を走るだけでなく、少し遠くまで自転車を漕ぐと、ふだんと違った風景を楽しんでリフレッシュも可能です。
忙しい毎日のなかでも、空いた時間や通勤通学時間などを利用して取り組めます。
武道

基本の動作を覚えると、気持ち良く体を動かせて、ストレス解消におすすめです。
武道は型を覚えることが大変そう、組手メインだと怖いと感じる方もいるかもしれません。
しかし、未経験から急に型をいくつも覚えたり、組手をやらされることはまずないでしょう。
道場によって、使う防具などの種類も異なり、費用を抑えてのスタートもできます。
大人から子どもまで、広く楽しめるので親子で始めることもおすすめです。
ダンス
音楽に合わせて体をリズミカルに動かすダンスは、楽しくストレス解消できる運動です。
好きな音楽を聞きながら自由に体を動かしても、決まった動きを練習して覚えて完璧に踊ってもかまいません。
ダンスに夢中になると、悩みごとをいったん忘れられるので、気分がすっきりします。
武道には体を動かす以外のメリットもたくさん

柔道や剣道、空手、少林寺拳法などの武道には、運動ができる以外のメリットもあります。
ここでは、4つのメリットを紹介します。
心と体を鍛える
武道は心と体のどちらも欠けてはならないとの考え方があり、突き蹴りや技などの稽古を継続して行うだけでなく、粘り強さや集中力、忍耐力も養うことが特徴です。
全身をバランスよく鍛えて動かしやすく丈夫な体を作り、自分で立てた目標を試行錯誤して取り組むなかで心も強くなっていきます。
護身の技術が身につく
武道を学ぶと、いざというときに自分の身を守り、家族や友人など大切な人を守る護身の技術が身につきます。
武道のなかにはオリンピック競技に採用されているものもあり、大会で勝つことが目標と思う方もいるでしょう。
しかし、武道はあくまで自分自身を高め、心身を強くすることが目的です。
自分に合ったレベルで取り組める
武道の道場は、多くの場合初心者から有段者など身についた内容や年齢によって、分かれています。
後輩は階級が上の先輩を敬い、先輩は後輩がわかりやすく安全に取り組めるよう、配慮して稽古を行うことが特徴です。
自分に合ったレベルで稽古ができるので、無理なく続けられるでしょう。
幅広い年代の人たちと関われる
道場によって、小学生・中学生・大人など年齢別でクラスを設ける場合があります。
中には、少年部と一般に大まかに分けて、あらゆる年代とコミュニケーションを取りながら行えるところも。
学校や家庭だけでは関わる機会の少ない年代の人たちと交流しながら稽古ができます。
少林寺拳法はストレス解消とメンタル安定におすすめ

武道のなかでも少林寺拳法は、ストレス解消とメンタルの安定におすすめです。
実際に筆者(40代3児の母)も少林寺拳法を経験していますが、リフレッシュにはぴったりといえます。
そんな少林寺拳法の特徴とおすすめポイントを紹介します。
少林寺拳法とは日本で生まれた新しい武道
少林寺拳法は、香川県多度津町で生まれた、歴史の新しい武道です。
戦後間もない日本で始まり、あらゆる武術の技を交えて考案した少林寺拳法の技術を青少年に教えつつ、国の復興を目指しました。
現在は世界中に少林寺拳法の道院があり、統一された技と考え方を学んでいます。
技術だけでなく心の持ちようも学べる
少林寺拳法は、いざというとき自分や大切な人の身を守れる護身の技術を学びます。
しかし、突き蹴りや技術だけでなく、なぜ学ぶか、どのように力を生かすかなど、心の持ちようも合わせて学ぶことが特徴です。
力が強いだけでは乱暴者であり、人の役に立つために力を使うことを大切にしています。
幼児から高齢者まで広く取り組んでいる
たとえば、名古屋伏屋道院に在籍する年代を紹介します。
・幼児
・小学生
・中学生
・高校生
・大学生
・社会人(20代・30代・40代・50代・60代)
幅広い年代の人たちがつどい、それぞれの体力や技術レベルなどに合わせて取り組みます。
全力で一生懸命稽古がしたい、楽しみたい、成長したいという人が多く、活気のある道院になっています。
気持ち良く汗をかくと、すっきりしてストレス解消になりますよ。
気になる方はぜひ一度、見学や体験にお越しください。
初心者もストレス解消しやすい少林寺拳法をやってみよう

ストレス解消は、体力に合った無理のない有酸素運動・全身運動・リズム運動を行うことがおすすめです。
手軽に始めるにはウォーキングやサイクリングが行いやすいですが、天候に左右されるデメリットがあります。
室内で取り組める運動もあわせて行うと、継続しやすくなるでしょう。
少林寺拳法は室内で行えて、基本の突き蹴りなどは自宅の空いたスペースでできるものもあります。
仲間と高め合い、前向きで人の役に立つための考え方を学びながら、心と体をすっきりさせましょう。


