「子どもに運動系の習い事をさせたい。武道っていいの?」
「内気な子なので武道で強くなって欲しい」
など、武道を子どもの習い事候補にされる保護者さんは多くいらっしゃるでしょう。
将来も役立つ力を身につける習い事として、武道は注目が集まっています。
この記事では、子どもが武道を習うメリット・おすすめの武道・始めるにあたって気になることなどを解説します。
【習い事】子どもが武道を始めるメリット

数ある習い事ジャンルのなかから武道を選ぶと、主に6つのメリットを期待できます。
興味のあるメリットがあれば、お子さんと一緒に武道をチェックしてみましょう。
人格形成に役立つ
武道はスポーツのひとつではなく、スポーツとは異なる意義を持っています。
スポーツの由来は余暇の楽しみや遊びであり、一方武道は、心身を鍛えて技を磨き、生き方を高め人格を深めることが目的です。
子どもは人格形成の途中にあり、武道に触れるとその後の生き方の支えになることも期待できます。
礼儀を学べる
武道では、道場への出入りや技の稽古を行う際など、そのつどあいさつを行います。
武道ごとに決まったあいさつの仕方を教わり、ていねいに欠かさず行うことで、互いを尊重し合いながら、心と体を鍛えます。
試合に勝っても負けても、相手を大切にし、礼儀を守ることを重視するので、忍耐力も身につくでしょう。
また、小学生だけでなく中学生以上の学生や、大人も一緒に稽古する道場の場合、目上の相手に対する礼儀も学べます。
筋力や体幹を強くする
武道は全身を使って取り組むため、筋力や体力向上に役立ちます。
基本的な動作を毎回地道に行い続けると、その武道に必要な筋力が養われ、動きもスムーズになっていきます。
応用がきくようになり、技の幅も広がると、体の使い方が少しずつわかるでしょう。
体幹部の筋力も次第に高まっていくはずです。
自己肯定感を高める
武道では、簡単にいうと基本的な稽古の積み重ねにより、自己肯定感アップに役立ちます。
ひとつの動作や技を行うには、正しいやり方を覚えることが必要です。
まず形を覚えて動けるようになると、達成感を味わえます。
次に、きちんと技ができるときとそうでないときを見極めます。
失敗を重ねると、成功したときの喜びは大きく、困難に立ち向かう力が身につくでしょう。
例えば「難しい技をできるようになりたい」「昇級したい」などの目標を立てて取り組むと、その過程で自己肯定感を高めるチャンスがいくつもあります。
自己制御力を身につける
武道の稽古をするなかで、自分で目標を決めて達成する流れを、繰り返し行います。
目標へ向けて努力する際、計画的に物事を進め、自分を律することの大切さを学びます。
自己制御力が身についてくると、学校生活でも活動的になりストレスが軽くなるはずです。
心身のバランスを整える
武道を始めた子どもが活発に動くようになり、リフレッシュできたことで心身のバランスが取れたとの声もあります。
思春期はとくに心身のバランスが不安定になりやすく、家庭でも子どもの考えや行動の理由がわからないと悩むケースもあるでしょう。
体を動かしてストレスを軽減し、武道を続けて自己管理能力が育つと、社会生活にも役立ちます。
子どもの習い事におすすめの武道5選

武道のなかから、子どもの習い事におすすめのものを5つ紹介します。
特徴を知り、子どもに合う武道を見つけましょう。
柔道
オリンピック競技にもなっている柔道は、礼に始まり礼に終わる精神を大切にし、礼儀・自律心・思いやりをはぐくむ武道です。
全身運動を行うため基礎体力向上に役立ち、受身を習得しケガの防止にも役立ちます。
体重別階級別のため体格を気にせず取り組め、稽古のなかでどのように行動するかを考えるため、考える力が高まることも期待できます。
勝負に勝つ喜びや負ける悔しさを学び、心身が強くなり人に優しくできるようになるととの声もあります。
剣道
剣道は礼節を重んじるため、年上や先輩に対する礼儀が身につきます。
男女や身長差に関係なく、挑戦できる武道です。
重い防具を身につけて動き続けるため体力向上につながり、一瞬の隙で勝敗が決まるため、相手の行動を先読みし技を放つ稽古を続けると集中力も高まります。
小学生から始める子どもが多いものの、中学生からスタートするケースも。
少林寺拳法

礼儀作法だけでなく、技を掛け合うなかで思いやりの心や自己肯定感をはぐくみ、幅広い人間関係を築くきっかけづくりができる武道です。
同じ空間で年代の違う人同士が稽古をし、相手の年齢や階級、習熟度などへ配慮しながら取り組みます。
鎮魂行という座禅のような修行もあり、気持ちを鎮め集中力を高めたうえで稽古がスタートします。
空手
礼儀作法や強い精神力、集中力が身につき、相手の痛みを知ることを期待できます。
突き・蹴りによる全身運動で体力づくりに役立ち、体幹バランスの向上にも。
相手の攻撃の対処を行うなかで、護身の技術も身につきます。
空手にはさまざまな流派があり、稽古内容も型中心・組手中心など特徴が異なるため、取り組みたい内容に合う道場か見極めて入門しましょう。
合気道
合気道は女の子に人気の武道で、大きな特徴は、試合がなく競い合わないことを大切にしています。
相手の力に逆らわず技をかけ、稽古時に受身を習得するためケガの心配が少なく、安全に護身の技術を学べます。
体の軸を大切にして技を行うため、良い姿勢が身につくことも期待できるでしょう。
子どもが武道を習うにあたって気になること

武道は一般的なスポーツと違って、相手との距離が近く、攻撃し合う内容もあります。
ここでは、武道を子どもに習わせたい保護者が気になる点を解説します。
練習などで大きなケガをしないか
武道は互いに攻撃をしあい、自分の体を守りあって稽古を行うため、状況によってはケガをする場合もあります。
しかし、危険なことに取り組んでいる意識は、指導者が厳しく伝えるため、注意深く行うようになります。
初心者の段階で危険な稽古をさせられることはなく、習熟度により内容が変化するので、大きなケガはよほどのことがなければ心配ないでしょう。
暴力をふるうようにならないか
力が強くなると、その力を使ってみたくなって、弟妹や友達に暴力を振るわないか心配になる方もいます。
武道では、身につけた力は正しく大切な人のために使うことを教えています。
ケンカに使ってはならない、いざというときに身を守るためのもの、という認識で子どもへ武道を教える指導者が多いのではないでしょうか。
費用は高すぎないか
武道を続けるには、費用がかかります。
入門時に道着と帯、防具一式をそろえるにもまとまった費用が必要です。
大会や合同練習などで遠征すれば、さらに出費がかかるため、入門前に年間でどのくらいの費用がかかるか、確認することをおすすめします。
どの子にも少林寺拳法がおすすめな理由

少林寺拳法はさまざまなタイプの子どもが取り組んでいます。
運動が得意な子もいれば苦手な子もおり、友達とワイワイするのが好きな子もいればひとりで黙々と取り組むことが得意な子も。
なぜ少林寺拳法はどの子にもおすすめかを解説します。
ひとりひとりに合った内容に取り組める
子どもの年齢・習熟度・性格など、あらゆる要素に合わせ、適切な稽古を行っています。
道院長は子供のタイプを把握し、指導に関わる大人や先輩には特徴を伝え、無理のない稽古になるようサポートしています。
違う年代の相手と関われる
小学生が稽古する場に、大人だけでなく中学生・高校生・大学生も参加する道院もあり、幅広い年代と交流ができます。
同年代とでは話しづらい内容も、先輩へ相談し、悩みを解決するきっかけがつかめるかもしれません。
両親や学校の先生以外の大人と関わりを持てると、将来年上の相手とも緊張しすぎず話せるようになり、社会生活にも役立ちます。
勝ち負けが全てではない
少林寺拳法は勝ち負けを付けず、日頃の修行をどれだけ頑張ったかを大切にしています。
修行とは、稽古での突き蹴りや技のでき具合だけでなく、ふだんの生活をだらしなくしていないか、家族への感謝をしているか、周りの人へ思いやりを持って関わっているかなども含みます。
子どもが興味を持った武道を始めよう

どのような武道を始めるにしても、子どもが「楽しそう」「やってみたい」と思えるかどうかが大切です。
実際に道場を見学し、体験したうえで、入門するかどうか決めましょう。
継続して通うため、交通面や費用面など、家庭で子どもをサポートし続けられる内容かも事前の見極めが重要です。
少林寺拳法は、幼児から大人まで幅広い年代が楽しく稽古をしています。
名古屋伏屋道院だけでなく、全国に道院があるので、立ち寄りやすいところへ出かけてみてください。


